令和5年12月定例会の議会が開催され、ヒアリングフレイルに関する意見が重視された。ヒアリングフレイルは、加齢による聴覚能力の低下で、適切な対応がなされないままずっと放置されると、認知機能の低下を引き起こし、要介護状態になることも考えられると説明された。
この協議の中で、聴力チェックが公民館などにアプリとして導入されることが望ましいとの提案があった。市民に啓発が必要であり、特に高齢者の方々に向けた取り組みが重要であるとされる。実際、家族による早期発見が求められており、自分の聞こえの状態を意識し、定期的なチェックを促す必要があります。
続いて、補聴器購入助成の制度設立が提案された。これは、加齢性難聴の方が対象で、日常生活活動を向上させ認知症や鬱の予防に寄与する方法である。市独自の制度を設けるかどうか、さらなる検討が必要であると述べられた。特に、難聴を解消するため、市では少なくとも軽度難聴の方にも支援を行うべきという意見があった。
また、健幸なまちづくりに関しては、スマートウエルネスシティの概念が紹介され、地域住民が元気に暮らせるための施策が求められている。特に、身体活動の機会を増やすことが重要とされ、歩道や公園などの公共環境の整備が提案された。この環境整備により、住民と行政双方にとって多くのメリットが見込まれると考えられている。
さらに、小型無人機(ドローン)の利用が今後の発展していく可能性が高いとして、その具体的な活用方法や効果が話し合われた。ドローンの導入により、災害現場の迅速な把握が可能になり、各部局での業務効率化に寄与することが期待されている。現在、職員向けにドローンに関する研修を2度開催し、技術の普及に努めている。地元のニーズに合ったドローンの活用を模索することが来年度の計画にも期待されている。
この議会では、現行の学校給食無償化施策が強調され、子育て家庭の経済的支援として重要であるとの意見が上がった。しかし、無償化事業の継続にあたっては、財政負担が課題であり、政府の動向を注視しつつ柔軟な対応を検討する必要があるとされた。特に、今後の予算編成に関しては、各議員との調整を行い進めていく考えが示された。