令和6年6月第2回四国中央市議会定例会が開会した。
この定例会には、市税条例の改正や補正予算に関する重要な案件が多数含まれている。
市長の篠原実市長は、議会招集挨拶で現在の梅雨の状況に触れながら、今議会の意義を強調した。
「本議会には市政に関わる重要案件が含まれています。十分な審議が必要です。」と述べた。
会期は18日間に決定され、6月28日まで続くこととなった。新任部局長の自己紹介が行われ、各部局の動向が話題に上った。
開会にあたり、議員からは承認議案に対する理解と協力が求められた。特に、個人市民税に関する条例改正が注目されており、これは納税者の負担軽減を図るためのものである。具体的には、扶養親族数に応じた減税措置が導入される予定だ。
また、補正予算案についても議論が展開された。令和6年度一般会計補正予算は、前年同期比で10%の増加が見込まれており、これは低所得者支援や地域医療体制の強化などに活用される予定である。
さらには、「おりなすロゴ」についても説明があり、市民や企業との協働を通じた市の魅力発信が期待されている。
市の水事情についても触れ、5月の降雨によりダムの水量が回復したことが報告され、引き続き市民の節水が呼びかけられた。
加えて、国際紙製品展示会出展事業の実施や新中核病院整備事業の進捗も報告され、地域の持続的な発展に向けた施策が進められていることが示された。
質疑応答の時間では、具体的な予算配分や市民サービスの向上に対する質問が寄せられた。市長や各部局長は、自らの考えを明言し、議員らとの意見交換がなされた。
これまでの議事を経て、承認議案の採決が実施され、全て原案通り可決された。特に、四国中央市教育委員会委員の任命については、全議員の賛成を得て承認された。
今後も議会は継続し、各議案のさらに詳細な審議が行われる見込みである。議会中、議員の発言に対しても市民の注目が集まることが予想される。