令和元年第3回四国中央市議会定例会では、さまざまな重要な課題が議論された。
まず、放課後児童クラブについて、山川和孝議員は支援員不足による待機児童の問題を再度取り上げた。市長の篠原実氏は、夏休み期間中の取り組みとして、137人のアルバイト支援員を確保したことを報告した。また、夏休みの受け入れ状況は良好で、待機児童の一部が夏休み中も受け入れられたと述べた。
次に、納税と公共料金納付について、山川議員は口座振替の利用促進を求めた。実際の利用状況は市県民税が29%、固定資産税が42%などであり、特に歳の若い世代に向けたコンビニ収納の導入についても意見が交わされた。市の金崎佐和子政策部長は、「地域のニーズに応じて、効率的な方法を模索していく」との考えを示した。
ハザードマップについては、避難所の状況や地図の整備状況について議論がなされた。安全・危機管理課の近藤英樹消防長は、現在整備されているマップの種類や、土砂災害危険区域の指定について詳しく説明した。これに対し、議員からは地域特性を考慮したマップの設計や周知についての強化が求められた。
地域の道路整備については、整備工事の進捗が報告された。坂上秀樹副市長は、豊岡町の道路工事について今後の進捗や完成時期について触れ、早急な進行を約束した。
このように、四国中央市議会では各議員が市民の声に耳を傾け、地域の発展と安全を第一に考える姿勢が示されている。これからの施策が市民の生活をより良くすることを期待したい。