令和3年6月29日、北秋田市議会は定例会を開催した。今回の議会では、特に補正予算案や議案に関する意見が多く交わされた。
まず、議案第60号の令和3年度北秋田市前田財産区特別会計補正予算について、総務文教常任委員長の大森光信氏は、「全会一致で原案のとおり可決するべきだ」と報告し、質疑応答に続いて採決が行われた。
次に、議案第63号の工事請負契約の締結についても同様に全会一致で原案可決が決定された。これにより、合川公民館についての改築工事が進むことが期待される。
さらに、議案第64号では財産の無償譲渡についての質疑が行われ、担当当局の説明により、移住した者が一定の条件のもとで退去する際には市に戻すことが可能であるとの内容が確認された。
次に、陳情第39号および陳情第40号についても、教職員数改善や地方財政強化に関する意見書を採択することが決定された。このように教育や財政に対する意見も多く交わされている。
特に議案第54号については、定数削減などを含む話題が議論され、議員からは「人口減少に伴い定数を削減していくべき」との意見が出る一方で、「市民の声を拾いやすい体制を維持すべき」という反対意見もあがった。議案は最終的に賛成多数で可決した。
その後、発議案についての討論も行われ、市民の意思を反映するための適切な議員数を確保する必要があるとの声が上がる中、議会運営の改革が進行中であることが強調された。新型コロナウイルス対策としての議会の在り方についても提案があり、新たな対応策が求められた。
議会改革特別委員会による最終報告では、議員数の削減に関する議論も行われ、新型コロナウイルスの影響を受けて様々な議論が活発に展開されたことが印象的であった。