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老朽化した二ツ井公民館、修繕難航の懸念

能代市議会で老朽化が進む二ツ井公民館の修繕計画や大雨被害の農地復旧対策が議論された。
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令和5年12月5日、能代市議会定例会が開催され、議員らが一般質問を行った。この中で、老朽化が進む二ツ井公民館の講堂に関する質問が多く寄せられ、講堂の修繕や建て替えの計画について、市長の答弁が注目を集めた。

菅原隆文議員は、二ツ井公民館が地域にとって非常に大切な施設であると述べ、講堂の使用停止について非常に残念だと語った。市長は、講堂の修繕は大規模な内容となり難しい状況とし、機能を集中させる方向で検討していると述べた。また、代替施設として地域の既存公共施設の活用を考える必要があると語った。

次に、大雨による農被害についても議論が交わされた。菅原議員は、復旧対策の進捗状況について問うと、市長は約200件の相談を受け、55件が申請されたと答えた。しかし、農家からは復旧が進まないとの声もあり、支援事業の延長が求められた。市長は、必要に応じて予算を繰り越して支援を延長する考えがあると答え、地域農業の支援に努める意思を示した。

さらに、二ツ井地域の水道整備が進められているが、地元住民から緊急の要望が寄せられていることも明らかになった。市長は、地域の実情を聞きながら、整備の方針を明確にし、早期の対応を約束した。

また、熊の目撃情報が増加しており、緩衝帯の整備が効果を見せているとの報告があった。市長はこの対策を続けていく方針を示しながらも、住民の協力を求めていく考えを強調した。

最後に、未来を創る能代っ子ふるさと会議での提言についても議論された。市長は、提言を受け止めるつもりであり、今後の取り組みに結びつける意義を強調した。これにより、若い世代が政治参加する機会を増やしていきたいとの意向が示された。

今回の議論を通じて、地域の施設の老朽化、農業支援施策の強化、そして公共交通の整備など、多くの課題が依然として残されていることが浮き彫りとなった。市は住民の声に耳を傾け、改善に向けた不断の努力を続ける必要がある。

議会開催日
議会名令和5年12月能代市議会定例会
議事録
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