令和6年1月、能代市議会臨時会が開催され、重要な2件の議案が審議された。
日程には、能代市手数料条例の一部改正案と、令和5年度一般会計補正予算が含まれている。
議案第1号に関する委員長報告を行った文教民生委員会の大高翔委員長は、本改正案が戸籍法及び地方公共団体の手数料の標準に関わるものであると説明した。
審査中は改正内容の周知に関する質疑もあり、同委員長は、市広報等での周知を行う計画であると述べた。
後の質疑はなく、議案は原案通り可決された。
続いて議案第2号の一般会計補正予算が議題となり、予算委員長の菅原隆文氏が報告した。歳入歳出にそれぞれ6億3785万9000円を追加する内容であり、支援事業等の重要な項目が含まれている。
特に、電力・ガス・食料品等の価格高騰に関する給付金について当局から詳しい説明があった。対象世帯数については、10万円を1,550世帯、5万円は800人が見込まれているとのことだ。
給付は2月下旬から行う予定で、申請書類の送付が計画されている。また、労働施設の施設改修についても工事完成の見通しが述べられ、委員たちからの質疑もスムーズに進んだ。
最後に、道路河川災害復旧事業や農地災害復旧事業の支援内容についても説明がなされ、議会は全ての議案を原案通り可決した。これをもって会議は閉会され、今後の施策にも注目が集まる。