令和元年12月10日、北秋田市議会の定例会が開催された。議会では、近年の相次ぐ自然災害と女性の社会進出についての質疑が行われた。
最初に、無会派の福岡由巳議員が、今秋の台風被害に関する質問を通じて、豪雨災害の教訓や本市の防災対策の必要性を強調した。福岡議員は、特に過去の教訓を踏まえた北秋田市地域防災計画の改訂を求めた。市長の津谷永光氏は、北秋田市の現行防災計画は、県の基準に基づいており、今後適宜見直しを行うと述べた。
また、教育や男女共同参画に関する質問もあった。議員からは、年間を通じた女性職員の昇進状況や、そのための施策の推進が求められた。市長は、女性職員の活躍の場を広げるための研修などが重要であるとし、今後も努力を続けていくと述べた。さらに、福祉避難所についての取り組みも言及され、「全ての市民が迅速に適切な避難を行えるような体制を確立することに努める」との考えを示した。
福祉施策や、地域での自主防災活動についても意見が交わされた。他の地域で良好な事例があることを背景に、自主的な支援体制の強化と地域住民の連携を求める声が上がった。