令和3年6月22日、北秋田市議会定例会が開かれ、重要な議題が取り上げられた。
最初に、18番の中嶋洋子議員が「伊勢堂岱遺跡文化遺産への登録」について質問した。彼女は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が決定したことに触れ、登録に向けた具体的な取り組みと課題を問うた。津谷市長は、「登録決定時に設置されるパブリックビューイングの運営と観光客の受入れ体制の整備が重要である」と答え、教育長からも地域振興に関する具体的な施策が示された。
続いて、中嶋議員は子宮頸がんワクチンについても質問した。彼女はワクチン接種の現状と、情報提供の計画について関心を示した。津谷市長は、今年度は接種の重要性を周知するため、個別通知を行なう方針を説明した。
次に、12番の大森光信議員は「道の駅たかのす」の基本構想について質問した。現在の交通状況と観光振興の重要性が述べられる中、松橋地区からの要望や地域活性化に向けた意見が多く示された。市長は、「道の駅のリニューアル計画において、地域との連携を強化していくことが必要である」と強調した。
加えて、三浦倫美議員からは小阿仁川の河川改修事業や、平成30年の水害被災農地の復旧状況についての質問がなされた。北秋田市は、河川の流れを改善するために上流地域からの改修要望に応じ、設計を見直していることが明らかになった。