令和4年1月21日、北秋田市議会は第1回臨時会を開催した。
議会では、令和3年度北秋田市一般会計補正予算が提案され、関連する質疑も行われた。
市長 津谷永光氏は、補正予算において水稲種子購入助成事業やスマート農業応援事業を支援することを説明した。
水稲種子購入助成事業は新型コロナウイルスの影響下、米の需要が減少している現状を受け、農家の負担軽減を目指したものである。
この助成は令和4年産用の水稲種子購入費の4分の3を支援するものであり、申請期限は令和4年6月30日に設定されている。
申請対象は北秋田市の農家及び農業法人で、650件の支援を見込んでいる。
また、津谷市長は、スマート農業応援事業についても言及した。
この事業は新型コロナウイルス感染収束後の生産基盤強化に寄与するもので、認定農業者に対して機械導入経費等の一部を支援する。
このプログラムの申請期限は令和4年3月15日で、上限は300万円である。
さらに、子育て世帯等への臨時特別給付金支給事業についても説明があり、住民税非課税世帯に対して10万円を給付する。
この支給は、令和4年5月2日が申請期限であり、事業費は5億6,557万7,000円に及ぶ。
特に、議員からは予算の申請期限や計上の方法についての質疑が上がり、佐藤文信議員は繰越明許費の使い方を質問した。
この際、津谷市長は、補正予算の必要性を強調し、多くのニーズに応えるために迅速な対応が求められていることを示唆した。
その後、議案第1号は可決され、臨時会は日程を終了した。
また、専決処分として公用車の運転事故に関する報告も行われた。