令和5年6月20日、北秋田市議会において定例会が開催された。
出席した議員からは、多くの重要な議案や報告が上程され、活発な意見交換が行われた。この日は、特に予算に関する多くの議題が中心となった。
最初に、議案第55号が上程され、北秋田市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正が提案された。これは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更されたことに伴うもので、特殊勤務手当の特例の廃止が含まれている。
総務部長の小松正彦氏が提案理由を説明し、特に新型コロナウイルス感染症対策に従事した職員への手当について言及した。議員からは、今後の運用に対する期待が寄せられる一方、質疑応答は行われなかった。
次に、議案第56号と第57号が一括で議題に上がり、子ども・子育て会議設置に関する条例の改正案が説明された。健康福祉部長の三沢聡氏は、改正内容に関する詳細を述べ、関連法令の整備についても触れた。
また、市長の津谷永光氏からは一般会計補正予算(第3号)の説明があり、歳入歳出の補正が提案された。主な補正には、急激な物価高騰に対応するための措置が含まれており、特に指定管理者への光熱費補助が重要視されている。
46億円を超える歳出補正が見込まれ、これにはエネルギーコストの上昇に対する直面した課題への対応が反映されている。市民生活部長の佐藤栄作氏は、国からの補助金を活用した取り組みについて詳述した。
議案第68号までの説明が続き、上下水道事業の補正予算も承認された。これにより市民に提供する基本的なサービスが維持されることになります。建設部長兼水道局長の長岐孝生氏は、適正な経費管理の徹底を求める姿勢を示した。
最後に、さまざまな報告事項や陳情も承認され、教育関係や地方財政の強化に向けた意見書採択について議論が交わされた。議長の堀部壽氏は、議会の議論を通じて市民生活の向上に寄与することが重要であると強調した。