令和4年8月1日、北秋田市議会臨時会が招集された。主な審議事項には、2022年度の一般会計補正予算が含まれている。
当日の議会では、まず「会議録署名議員の指名」が行われ、10番の五代儀義富議員、13番の板垣淳議員、14番の佐藤重光議員が指名された。
続いて、「会期の決定」が報告され、議会運営副委員長の永井昌孝氏からは会期が本日1日限りであることが伝えられた。
提案された補正予算については、歳入歳出総額が231億5,696万2,000円になることが説明されたと財務部長の佐藤進氏が述べた。
今回の補正予算の主要な内容は、新型コロナウイルス感染症に関連する緊急経済対策で、以下のさまざまな施策が盛り込まれている。
まず、市民応援チケット事業として、全市民に対して1人あたり5,000円分の応援チケットを配布する計画が進められている。この事業は物価の急騰や生活負担の軽減を目的としており、市長の津谷永光氏は事業の意義を強調した。
また、トラック運送燃料高騰緊急支援事業として、トラック運送業者に対し燃料費の部分支援が行われる。対象者には、特定の走行距離を超えた事業者が含まれる。
環境保護と地域活性化の観点から、大館能代空港3便化を支援するための観光事業も展開される。月初から月末までの間に、市内の観光文化施設の無料招待が企画されている。
教育次長の小坂竜也氏からは、副食費助成金制度が報告されており、物価高騰に伴う助成が明言された。助成額としては、給食費の15%相当分を想定している。
今後の議論では、これら新しい施策の有効性や実施方法に対する質問が多く寄せられる中、市長は柔軟に対応していく意向を示した。特に、市民からの反応や経済状況の変化に注視し、適切な施策を実施することが求められる。
最終的に、議案第68号は原案通り可決された。議長の堀部壽氏は「本臨時会に付議されました事件も全て終了した」と述べ、会議を締めくくった。