令和2年8月24日、北秋田市議会で臨時会が招集された。
主な議題として、北秋田市立小中学校条例の改正、一般会計補正予算の承認、学習者用コンピュータの取得があった。
はじめに、議案第86号「北秋田市立小中学校条例の一部を改正する条例の制定について」が提案された。この改正により、令和3年3月に鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校を廃止し、同年4月から新たに清鷹小学校が設置される。教育次長の小笠原吉明氏は、地域住民の意見を反映した結果であると説明し、今後の小学校統合の進展にも影響を与えると考えられている。
次に、議案第87号「令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第6号)」が議題に上った。財務部長の佐藤進氏は、総額280億8,300万9,000円の予算が提案され、主に新型コロナウイルス感染症対策としての経済支援や感染防止対策に関連する経費が含まれたことを説明した。
また、宿泊施設に対する感染症拡大防止対策として、総額440万円の補助金が計上されることになり、対象施設として22箇所が指定された。この補正予算も可決され、新たな感染症対策の一環として位置づけられた。
最後に、議案第88号「学習者用コンピュータの取得について」が取り上げられた。教育次長の小笠原吉明氏によれば、1,428台のコンピュータ購入費用として7,194万2,640円が必要とされ、これにより教育環境の一層の充実を図る。この提案も本会議で可決され、新学期には新しい教育体制が整う予定である。
すべての議案は異議なく可決され、会議は終了した。議長の黒澤芳彦氏は、出席者に対しての感謝を述べ、議会の円滑な運営が今後も続くことを期待した。