令和5年9月7日の北秋田市議会定例会において、観光振興についての議論が交わされた。
観光資源の評価を受け持ち、特に伊勢堂岱遺跡の活用が注目されている。議員は、日本各地の観光と比べ、当市の取り組みの不足を指摘し、具体的なリーダーシップが求められると強調した。
伊勢堂岱遺跡は、世界遺産登録を目前に控え、ジュニアボランティアによる英語講習プログラムの進捗が報告された。教育長は、英語学習を重視した実施を宣言したが、観光客が求めるニーズに合わせた十分な対策が必要であることも認識している。
集客状況に関しては、過去の多くの学校からの見学が減少した結果、来場者は前年に比べて減少し続けているとのこと。経済効果に関しては、店舗の販売額が前年比の約1.6倍に増加したものの、具体的な経済指標は明らかではない。
道の駅たかのすのリニューアル計画も着目された。慎重な協議が行われている中、議員は大型宿泊施設や観光の拠点として駅前を活性化するために必要な施策を議論した。
一方、法定外公共物の適正管理も問題提起された。昨今の人口減少や少子高齢化に伴い、住民への負担が大きくなっているとの指摘があり、公共物の維持管理に関する見直しが求められた。
最後に、物価高騰が市民生活に及ぶ影響についても言及があり、生活保障を重視する姿勢が求められるとまとめられた。市は引き続き市民支援に向けた施策を行っていくと述べている。
以上のように、観光振興を通じた地域活性化や行政サービスの向上について活発な議論が行われ、より具体的な施策への取り組みが期待されている。