令和3年12月10日、北秋田市議会の定例会で多くの重要事項が協議された。
特に注目を集めたのは、北秋田市地域公共交通の利便性向上策である。「福岡由巳議員」は、地域公共交通利便増進実施計画の詳細な補強を求めた。合川地区では路線バスの廃止が進んでおり、住民の意見収集が急務であると指摘した。この質問に対し、市長「津谷永光氏」は、現行計画の再評価と住民の意見を踏まえた施策展開を約束した。具体的には、市民の意見を聞きながら、協議会での議論を経て、計画を深化させる意向を示した。
さらに、「市民による植樹事業の推進」に関する質問も多く、福岡議員は、秋田杉を用いた植樹活動の進捗についての詳細を求めた。市長は、国立市との連携による実施や、地域のボランティア団体との協力を紹介し、植樹活動の幅を広げていく方針を述べた。また、今後は、県やボランティア団体との連携強化を進める考えを明らかにした。
「北秋田市史編さん」に関する質問では、「福岡議員」が市史編さんの必要性を訴えた。「教育長」佐藤昭洋氏は、市史編さんが重要であることを認めつつも、実施のための体制整備と調整の必要性を強調した。市全体での協議が不可欠との見解を示し、今後の進展を期待する声が上がった。
また、文化会館の利活用についても議論が行われた。福岡議員が30周年事業の実施や展示室の活用を提言したところ、市長は市民が楽しめるように企画を行っていく意向を示した。
最後に、北秋田市による来年度の一般会計補正予算に計上されている福祉灯油についての議題も出された。高騰する家庭用灯油の影響を鑑み、支援の拡大を願う市民からの声があったとされ、「市長」はその必要性を認めた。