令和2年北秋田市議会の定例会が行われ、様々な市政の重要課題が討議された。
中心市街地活性化については、議員からの提案で朝市やフリーマーケットをコムコム周辺の市有地を利用して開催する案が挙げられた。弁当の問題で、人の交流の場をつくることは大切とし、市長は前向きな姿勢を示した。やはり定期的なイベント開催が重要であり、地域のにぎわいを創出するため、具体的な検討を開始する意向を表明した。
地域振興策では、阿仁地区の水産振興センター内にミニ水族館の設置を提案。これは観光需要の創出につながるとし、県との連携で進めていく方針が示された。市長は今後、観光施策の強化を図るため、にぎわいの場としての水族館案を吟味し、地域への経済効果を考慮していくことを約束した。
また、『北秋田市ふるさと大使』に関する話では、プロ野球の中嶋聡氏の監督就任を契機に、彼をふるさと大使として迎えることが期待されている。市長は彼の出身地としての誇りを強調し、今後交渉していく方針を明らかにした。この考えが実現すれば、地域振興に寄与することが期待される。
第2次北秋田市総合計画の進捗状況についても言及があり、前期計画の策定を踏まえながら新たな目標が練られていることが説明された。各丁目や地域の意見を反映し、後期計画においてはより具体的で実効性のある施策が打ち出されることになるだろう。
例えば、子育て支援に関連する施策では、妊娠から出産までの支援を充実させることが強調され、地域の未来を担う人材の育成と保持が急務との認識を示した。また、教育長も複式学級の問題を取り上げ、従来の方法に代わる新たな教育方法や地域間の連携を強化すると述べた。