令和2年3月、常滑市にて第1回定例会が開かれた。
今回の会議では、令和元年度および令和2年度の各種予算案に関する議事が重点的に討論された。
出席議員は18名で、全議員の賛成により複数の議案が可決される。
最初に、令和元年度の補正予算案について議題が上がり、特に一般会計補正予算に対する賛否が分かれた。予算委員会委員長の川原和敏議員は、議案第10号の審査結果を報告し、「賛成多数により原案を可とすることに決した」と述べた。
一方で、西本真樹議員(日本共産党)は反対討論を行い、「教育の情報通信ネットワーク環境整備事業が学校教育に悪影響を及ぼす可能性がある」と指摘した。特に、教員の負担増や混乱を懸念し、正規の教員を増やす方向性が必要であると強調した。
議案に賛成する中村崇春議員は、教育環境改善の必要性を訴え、「通信環境を整備することが今後の子供たちにとって重要である」と述べ、全議員の賛同を求めた。井上恭子議員も反対討論を行い、予算に含まれる高額な費用が懸念されると主張した。
その後、議案第10号は原案通り可決され、議案第11号から第15号までの補正予算案も全て可決された。また、令和2年度の一般会計予算については一括質疑が行われ、質疑通告はなかったため、質疑を終了し、各常任委員会に付託されることが決定された。
この他、同意案第1号として公平委員会委員の選任が議題となり、質疑もなくそのまま同意された。全体として今回の定例会では、教育関係の予算案が中心的なテーマとなり、議員間での活発な討論が行われた。
最後に、加藤久豊議長は、本日の議事が全て終了したことを宣言し、散会となった。