令和6年6月10日、常滑市議会は第2回定例会を開会した。
議題には重要な報告が複数上がり、特に財政に関連する内容が討議された。
市長の伊藤辰矢氏は、市制70周年に向けた準備状況を述べ、その後行った式典の成功を強調した。
市長は、式典では地域住民と共に市の魅力を創造する取り組みを重視した。
これに加えて、式典を契機に様々な記念事業の始動が期待されている。
議会では、令和5年度の一般会計予算の一部繰越しが行われ、特に住民税非課税世帯への臨時特別給付金の増額が挙げられた。
総務部長の庄子健氏は、予算の繰越しに関する詳細を説明した。
額は合計で7億6,099万1,090円に上り、地域福祉の向上が期待されるという。
続いて報告第4号と報告第5号が一括上程された。
この2件は、下水道事業及び水道事業に関する予算の繰越しが含まれ、建設部長の山本雅和氏が進捗状況を報告した。
工事に伴う通行規制などが影響し、繰越しが必要となったことが説明される。
また、議案第44号から48号の一括上程が行われ、補正予算案や条例改正が提案された。
特に議案第44号では、令和6年度の一般会計の補正予算として10億9,356万円の増額が求められたことが注目された。
これは、支援が必要な世帯を対象とした施策に資するものであり、市民支援に向けた取り組みとして重要な位置づけを持つ。
最終的に、市議会は今後の市民生活の安定化に向けた議論を進めていくこととなり、さまざまな施策への理解が求められる。
各議案の審議は慎重に行われ、今後の市の方向性を示す点でも意義があるとされる。
議事は午前10時05分に散会された。