令和6年6月20日、半田市で行われた定例会では、市政に関する一般質問が行われた。該当議題において、議員から市民にとって重要な予防接種や教育環境、空き家対策の課題が取り上げられた。
初めに、岩田玲子議員が半田市における予防接種助成、特に帯状疱疹ワクチンについて質問を行った。議員は、コロナ禍以降、帯状疱疹の患者が増加している現状を挙げ、早期の対策が求められると訴えた。これに対し、福祉部長の竹部益世氏は、国における衛生管理の観点から、任意接種に対する助成は現段階では行っていないと説明した。さらに、県内他市町の助成状況も報告され、今後の国の議論の進展を注視したいと強調した。
続いて、中村和也議員が「はたらく親を応援するまち」に関連し、放課後児童クラブの状況に言及。現在の保育料が高いため、特に多子世帯には大きな負担となっていることを解説した。保育士不足も課題として浮上し、民間業者との連携や保育サービスの見直しが求められることを述べた。子ども未来部長の間瀬恒幸氏は、保護者からの不満声を受け、見直しを進める意思があることを確認した。
また、空き家問題も議論の焦点となり、地域の治安や住環境に対する影響が懸念されている。建設部長の村瀬浩之氏は、特定空き家の認定や管理不全空き家への対策を強化し、法的措置の適用を含む施策を聞かせた。空き家問題は地域に根付く問題であるため、連携した取り組みが重要視されている。
今回の定例会での発言は、市民の生活に密接に関わる重要な課題に対する議論が展開され、今後の対策が期待される。各議員の意見をもとに、半田市のさまざまな問題にさらに積極的に取り組んでいく姿勢を示した。