令和6年第5回半田市議会定例会が、6月18日に開催された。議題はすでに決定された会期の流れに沿い、多岐にわたりました。
初めに議席の変更が行われ、その後、会議録の署名議員が指名された。続いて、諸報告が行われ、特に公用車両に関連する事故の和解及び損害賠償の報告が注目を集めた。
この案件について、教育部長の森田知幸氏が説明を行い、事故発生日や賠償額についての詳細を明らかにした。賠償金額は3万8,581円であり、半田市が負担する割合は2割であるという。また、交通事故の再発防止に向けた決意も述べた。
次に、半田市土地開発公社の経営状況が報告され、令和5年度の経営実績やその影響について詳細な説明があった。入園や税収が減少し赤字決算となったため、今後の資金調達に苦労の予測もされている。
また、令和5年度の一般会計繰越しに関する報告も行われ、さらに、複数の補正予算案が上程され、検討が始まった。重要な事案としては、小学校の特別教室に対するエアコン設置や、新学校給食センターの関連工事の予算が含まれている。
市長の久世孝宏氏は、市民討議会や新たな広聴の仕組みについても言及し、住民の声を反映した市政運営を推進する方針を強調した。特に、難聴者への支援策として、公共施設での補聴器システムや聞こえを支援する新機器の導入についての提案も活発に議論された。
最終的には、会期の決定が行われ、6月28日までの11日間とすることが確認された。議会は、これからも市民に寄り添った施策を推進するための重要な場であるとの認識が示され結束を強めるものであった。