令和6年6月28日、半田市議会は定例会を開き、様々な議案を審議した。
特に重要とされる議案は、令和6年度の補正予算に関するものである。
今回の議事日程では、一般会計補正予算第2号、国民健康保険特別会計補正予算など、合計14件の議案が審議され、全体として原案通り可決された。
総務委員会の國弘秀之議員が議案第41号及び44号の審査結果を報告した。
これらの議案は、討論を省略し、いずれも賛成の結果で可決された。
一方、文教厚生委員会の中村和也議員は、国民健康保険事業補正予算の内容について、特にマイナンバーカードとの連携に関する質疑を行った。
さらに、議案第45号に関しては、有留麻由議員が反対討論を行い、マイナンバー情報のひも付けに伴う個人情報保護の懸念を強調した。
彼女は、「マイナンバーカードの利用促進は無駄なコストを生む」と述べ、市民の負担増を指摘した。
議案第51号では、防災倉庫建設工事に関する請負契約が提案され、出口久浩防災監が工事の必要性を説明した。
加えて、交通インフラを整備するための議案第52号についても、建設部長の村瀬浩之氏が契約変更の理由を明らかにし、可決された。
岩田玲子議員は、特別委員会を設置する議案を提案し、調査活動が議会閉会中も継続することになった。
特に歴史や文化を活用したまちづくりを目指す調査委員会への期待が寄せられている。
最後に、久世孝宏市長は市議会の支援に感謝しつつ、今後の市政運営についての方針を述べた。
市民との絆を深めるイベント参加にも言及し、地域社会の活性化に向けた取り組みが必要であることを強調した。