令和6年6月19日、阿久比町議会第2回定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
この定例会では、特に新たに提案された条例の改正や予算案が重要な議題として取り上げられた。
まず、議案第29号では、阿久比町行政手続における特定の個人を識別するための番号に関する条例の一部改正が承認された。総務建設委員長の竹内卓美氏は、「質疑、討論はなく、合意の上で原案が可決された」と報告した。
次に、議案第30号では税条例の一部改正が審議された。竹内卓美氏は、固定資産税の前納報償金に関する具体的な数値を提示し、「報償金の件数は7,340件で金額は1316万2,010円」と言及した。こちらも討論なく可決された。
さらに、議案第31号の阿久比町一般会計補正予算については、様々な事業の関連が議論された。特に河川総務事業費についての質疑では、除塵作業の実施基準が問われた。竹内卓美氏は、各地区に委託し、作業日報の提出を求めると説明した。
また、教育に関連する議案第32号、国民健康保険特別会計の補正予算も取り上げられ、順次議決されていった。都築清子氏が関連する議案の審議を進めた。特に、マイナ保険証の移行に伴う資格確認書の発行に関する審議は、注目されるポイントだった。
議案第34号と第35号では、野球場トイレと交流センタープールの工事契約が報告された。都築清子氏は、プールのボイラー改修工事に際して、工事の必要性や流れを詳述し、事業費が9,042万円となる説明を行った。
さらに、意見書案第1号では「災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援」を求める意見書が提案され、一致して採択された。特に、情報の信頼性確保が要請された。
意見書案第2号では「再審法の早期改正」が提唱されたが、賛成少なく提出は見送られた。これは冤罪救済の法整備に向けた重要な取り組みとして注目されていた。