令和4年第1回常滑市議会定例会が開催され、複数の議案が審議されました。
議案第11号から第14号までの補正予算は一括議題とされ、いずれも原案通り可決されました。
中でも、一般会計補正予算の中に保育士等処遇改善臨時特例事業費が含まれ、重要性が指摘されました。これについて、日本共産党の西本真樹議員は、特に民間の保育士の賃金が低いことを挙げ、月額約9,000円の引き上げではまだ十分ではないとの見解を示しました。この内容は、エッセンシャルワーカーの地位向上を進めるための施策への一歩として重要だと強調しました。
また、大規模盛土造成地崩壊防止事業についても議論が行われ、住民の安全を守るための重要な施策であると認識されています。西本議員は、「常滑市は名称通り常に滑ると書きますが、安心・安全な地域を目指すために必要な事業」と語り、地元住民に対する配慮が必要だと述べました。
後半には、令和4年度の予算案が提出され、同様に議案第25号の第6次常滑市総合計画基礎構想の策定についても言及されています。
教育長の任命に関する同意案は、全員一致で承認され、教育長の土方宗広氏は挨拶を行いました。彼は、コロナ禍においての教育活動の困難さを振り返り、今後の教育方針に関して、地域や議会との連携を強調しました。特に、子供たち一人一人に寄り添った教育の重要性を再確認し、課題解決に全力を尽くす方針を示しました。
最終的に、散会を迎えるまでに明らかにされた施策とアプローチは、今後の常滑市の発展に寄与することを期待されています。