令和元年６月13日に常滑市で開催された定例会では、施政方針演述や様々な議題が取り上げられた。
特に、市長の施政方針においては、地域の安全性、成長、安心についての視点が強調された。
伊藤辰矢市長は、安全に関して、防災・減災対策を最優先事項として挙げ、大規模災害への備えで市民の命を守る意義を語った。
また、安心のテーマでは、少子高齢化が進む中で生活の質を向上させるため、制度の見直しや施策の見直しを行っていく考えを示した。
さらに、成長の観点では、常滑市の地域経済活性化として空港の利活用を挙げ、訪日外国人客の増加に向けた取り組みを進める姿勢を強調した。
質問者からは、高齢者の移動手段確保、障がい者手帳カード化、液体ミルクの災害備蓄品化について具体的な対応について質問があった。特に高齢者の移動手段に関しては、今後の施策についても議論され、地域の公共交通の充実と高齢者の安全を守る重要性が再確認された。さらに、液体ミルクの災害備蓄品に関しては、国内での製造が進みつつあることから、その活用についても検討が進められることが期待される。
議員からは、子供の貧困や児童虐待についても厳しい現実が指摘され、地域全体での取り組みが求められた。これに対し市の意向として、地域ネットワークの整備や、福祉と教育の連携が強調された。
防犯対策、特に防犯カメラの設置やドライブレコーダーの導入についても言及され、市民の安全確保に向けた取り組みが強化されるとのことだ。今後も、このような地域を守る活動が積極的に行われていく見込みである。