令和5年第3回常滑市議会定例会が9月4日に開会した。
議長の盛田克己氏は出席議員が18名であることを報告した。
また、市長の伊藤辰矢氏は本定例会における案件を紹介し、計35件にわたる重要な案件の慎重な審議を要請した。
本定例会の主な議題には、令和4年度の各種決算報告、健全化判断比率の分析が含まれている。
特に健全化判断比率については、総務部長の庄子健氏が詳細に説明を行った。
庄子氏は、実質赤字比率について触れ、一般会計や土地区画整理事業特別会計がいずれも黒字であることを強調した。
連結実質赤字比率も黒字であったことが確認され、徹底した財政状況の健全化が求められる中、特に注視されているのは将来負担比率であり、107.3%で前年度から14.2ポイント減少したことが報告された。
続いて、建設部長の宮島基弘氏は、下水道事業および水道事業の資金不足比率について説明した。
いずれの事業でも資金不足はなく、継続的な経営健全化が図られていると発表した。
また、モーターボート競走事業についても資金不足比率がクリアされたことが報告された。
一方で、病院事業会計の報告においては、病院事務局長の小羽正昭氏が、入院患者数の減少や新型コロナウイルスの影響を受けた難しい経営状況を伝えた。
この中で婦人科ウィメンズセンターのオープンによる新たな外来収益の増加が期待されていることが述べられた。
最後に、会期の決定や議案の一括上程が行われ、全ての出席者が案件の主旨を理解し議論を深めることが求められた。