令和元年第2回常滑市議会定例会が開催された。
出席議員は18名で、質疑の中で友好都市の提携や各種予算案について多くの意見が交わされる中、特に注目されたのは「友好都市の提携について」であった。この提携に関する議題では、宜興市との関係構築が進められており、観光振興や産業振興に寄与することが期待されている。
11番都築周典議員は、友好都市提携を通じた市の対応や今後の観光や産業振興の具体的な計画について質問を行った。質疑に対し、環境経済部長の中野旬三氏は、友好都市間での交流が民間レベルでも広がることを目指していると述べた。特に、観光業者への働きかけや、企業間の情報提供などが進む見込みを示した。
さらに、15番伊藤史郎議員は、友好都市提携後の交流イベントについて具体的な内容を問うた。中野部長は、交流イベントは来年度以降に実施予定と答えた。また、市民への情報提供方法についても、広報を通じた周知を考えていると答えた。
一方、川原和敏議員は、友好都市との予算面における取り組みについて質疑を行った。中野氏は、訪問団の予算について約44万円の想定があると説明した。さらに、議員の質疑に対しては、文化や教育活動も含めた広範な交流の可能性が示唆された。
この議題では、教育や文化の交流に対する期待も表明され、地域活性化に向けた新たな枠組みが模索されている。議長が討論を促す中、議会は提出された各案を無事に可決した。これにより、友好都市提携は市民の協力の下で進められることとなった。
会議はその後、一括で10件の決算認定案が質疑を経て付託された。議会は、年度別に設置した決算特別委員会に付託することを決定し、今後の動向が注目される。最後に、本日の議事をすべて終了し、散会の挨拶があり、午前10時04分に終了した。