令和4年第2回常滑市議会定例会が6月8日に開会した。
会議では、市長の伊藤辰矢氏が新型コロナウイルス関連の最新情報と今後の施策を報告した。特にワクチン接種の進捗状況について言及し、3回目の接種率が57.2%に達していることを強調した。加えて、4回目の接種開始についても計画を発表し、高齢者及び基礎疾患を持つ者を対象とすることを伝えた。
また、今議会では様々な報告が行われ、特に令和3年度予算の繰越しに関する事項が多く取り上げられた。総務部長の庄子健氏は、一般会計予算継続費の逓次繰越しについて説明し、都市計画費の大曽公園グラウンド整備事業については残額1億1,613万2,525円を令和4年度に繰越すと述べた。
続いて、建設部長の宮島基弘氏が下水道および水道事業会計の予算繰越しについて語った。特に、汚水管路整備事業において、予想外の構造物が発見され、工事の遅延が生じたことから、約7億3,320万円の県計画が令和4年度に繰越されるという。
さらに、決議案として「ウクライナとの話し合いによる平和解決を強く求める決議」が提案された。提案者の加藤久豊議員は、戦闘が続く中での即時撤退の必要性を訴え、全議員の賛同を得て提案した。この決議案は全議員の賛成によって可決され、常滑市としての平和への思いが示された。
全体として本日の議会は、市政運営における重要な案件についての審議が行われ、多くの案件について徹底的な議論が交わされた。市政の動向を注視していく必要がある。