常滑市議会は、令和2年度第4回定例会を開催し、複数の重要議案と意見書案を審議しました。議長の加藤久豊氏が議会を開き、新型コロナウイルス感染症対策としてのマスク着用を呼びかけました。
市長の伊藤辰矢氏は、挨拶の中で新型コロナウイルスの影響について言及しました。愛知県内での新規感染者数が増加し、地域社会への影響が懸念されています。特に年末年始に向け、多くの人が集まる行事が予定されており、感染防止策の徹底が求められています。
今回の定例会で審議された意見書案の一つは、「防災・減災、国土強靱化の推進」に関するもので、加藤代史子議員が提案しました。自然災害の発生が多い日本で、今回の令和2年7月豪雨による被害も踏まえ、市は復興拠点となる新庁舎建設を進めています。この意見書案は、国に対してさらなる施策の強化を求めるものです。
もう一つの意見書案は、加藤代史子議員による「不妊治療への保険適用の拡大を求める」ものです。この案は、晩婚化の影響などで不妊に悩む人々への経済的負担軽減を目的としています。特に、全体の治療件数が増加しており、経済的な支援が必要とされています。
意見書案は双方とも全会一致で可決。市民の安心・安全な生活に向けた施策の強化を求める声が強くなっていることを示しています。議会は、補正予算案を含む複数の案件も審議しました。