令和3年第1回常滑市議会定例会が開催され、新型コロナウイルスのワクチン接種や教育施策が重要な議題に挙げられた。
特に、新型コロナウイルスワクチン接種に関して加藤代史子議員が質問。ワクチン接種の進捗状況や体制の問合せに対し、病院事務局長の小羽正昭氏は、医療従事者への接種が開始され、常滑市民病院が接種の中心としていると述べた。
また、接種後の副反応や高齢者施設への体制についても関心が寄せられた。高齢者にはかかりつけ医での接種を促し、その体制の整備を進める方針が示された。市民への結束したワクチン接種のアプローチを強化すべく、引き続き取り組む考えが強調される。
さらに、男女共同参画に関する施策も議論の中心にあった。成田勝之議員は、性的マイノリティに対する啓発活動の必要性を訴え、教育委員会の庄子健部長が、国の通知を元に児童生徒への支援体制を整える姿勢を示した。特に教員との信頼関係の構築が重要な要素と考えられており、環境整備を進めることが確認された。
最後に、ボートレースとこなめ第6次経営合理化計画に基づく取り組みや進捗状況が報告され、特に新設スタンドの建設が令和3年11月6日のオープンに向けて進行中であることが述べられた。また、電話投票による売上向上策や、地域に開かれたレース場の実現に向けた取り組みが評価された。
今後も市は、ワクチン接種や教育施策、1次産業の振興といった重要なテーマに注力し、市民への信頼感の醸成や安定した市政運営に努める意向を示した。