令和5年9月20日、常滑市議会の定例会が開催され、本会議において18件の議案が審議された。
重要なテーマとして、令和5年度の補正予算が取り上げられた。特に、「議案第37号 令和5年度常滑市一般会計補正予算(第4号)」においては、全員異議なく原案が可決されたと、予算委員会委員長の伊藤史郎氏が報告した。
同様に、一般会計に連携する形で提出された「議案第38号 国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」及び「議案第39号 後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」についても、質疑や討論はなく可決されている。
加えて、職員の特殊勤務手当に関する条例の改正や、使用料及び手数料条例の改正についても大きな関心が寄せられた。特に、議案第41号として提出された使用料の改定に対しては、西本真樹議員が反対討論を行い、物価高騰に苦しむ市民への配慮を促した。市民が文化活動を行う場への負担増加は、福祉の増進に反すると強調した。
さらに、公共施設に関する各条例の改正が審議された。議案第42号から第46号までの市民センターや公民館の設置及び管理に関する条例について、全ての条例が異議なく可決された。特に、「サザンアリーナの料金改定」については質疑があり、エネルギー価格の高騰が影響を与えた背景が説明された。
また、非常に多くの条例改正が新たに整備され、その中でも「とこなめ陶の森」や「常滑市民文化会館」の設置に関する条例についても改正が行われた。
これらの議題が慎重に審議された結果、最終的には全議案が賛成多数で可決された。この結果からも、市議会は市民サービス向上を目指した取り組みを続けていることが伺える。今後、これらの施策が実施され、市民生活の向上に寄与することが期待される。