常滑市議会、地域猫問題や消防活動に関する施策を審議

令和元年9月定例会での議題は多岐に渡り、特に地域猫問題や消防活動に関する多くの意見が交わされた。議員からの質問に対し、市の各部長たちは活発に回答を行い、それぞれの問題に対する現状と今後の方針を示した。特に鬼崎魚群市は、地元の新鮮な魚介類を売り出すために大きな反響があり、平成30年度には282万人の外国人数がセントレアを利用したこともあり、市は様々な観光施策の強化を目指していることが強調された。特に、問題の一つに地域猫の管理がある。市は猫の避妊・去勢手術を推進する中、トラブルを起こさないためのルール作りが求められている。また、消防活動に関しては常滑市内や空港島における救急出場の増加が懸念されており、消防職員の増員の必要性も議論された。これに関しても市は長期的に検討していく方針を示し、地域住民の安全確保に向けた取り組みが進められる。さらに、農業集落家庭排水処理事業では、使用料改定が行われることが報告され、市民の理解を深めるための説明会も実施されている。図書館については、地域の読み聞かせや児童書の整備が最重要課題として提起されており、今後の詳細な計画が期待される。市は現状をしっかり把握し、福祉施策を充実させるための取り組みを進めていることがうかがえた。今後の行政運営において、市民のニーズを反映させるべく、さまざまな施策が展開されることが期待されている。