令和2年第3回常滑市議会定例会が開催された。
本日の会議では、市長伊藤辰矢氏が新型コロナウイルス感染症対策に関する重要な取り組みや、地域経済の活性化に向けた施策を紹介した。
市長は、感染防止のための基本的対策として手洗いや咳エチケットの徹底、三密の回避を呼び掛けた。
また、当前の経済状況に関し、愛知県の独自による緊急事態宣言の解除や、第2波とされる流行の増加に対する警戒を強調した。
「新型コロナウイルス感染症に関連した予算案として、高規格救急自動車の購入や防護服の購入、教育施設の水洗蛇口の取代えに関する事業を上程したい」と述べた。
今後の議会でこれらの予算が承認されれば、市は必要な対策を迅速に実行することを目指す。
加えて、常滑焼まつり応援クーポンの発行により、地域経済の活性化も図る方針を示した。
会期は本日から9月30日までの31日間に決定された。
さまざまな報告が行われる中、特に令和元年度決算に係る「健全化判断比率」や「資金不足比率」の報告がされた。
ここでは、実質赤字比率や実質公債費比率など、財政状況の健全性が確認された。
特別会計に関する資金不足比率についても問題は見受けられなかったと総務部長の澤田忠明氏が説明した。
この他、モーターボート競走事業や病院事業における資金管理も議題に上がり、いずれも健全な状況であるとの報告がなされた。
市長は、今年度の予算と施策の計画についても意見を求められることが予想されており、議員から質疑が続くことが考えられる。
最後に、新たに森下敦子氏が固定資産評価審査委員会の委員に選任されたことも報告され、有意義な議論が期待される。