令和5年5月の臨時会では、東浦町の地方自治体にかかる重要事項が審議された。
新たに鏡味昭史氏が議長に就任し、任期満了を迎えた水野久子議員が監査委員に選任される案件も大きな関心を集めた。議長の鏡味昭史氏は、就任にあたって「議会運営に対して公正に努める」と話した。
本会議での主要議案は、令和5年度一般会計補正予算である。
具体的には、物価高騰による住民負担軽減を目的とした施策が盛り込まれた。その一つに国の新型コロナウイルス感染症対策の臨時交付金を利用した、非課税世帯向けの給付金の提供が含まれる。
同案を総務部長の宇治田昌弘氏が説明し、「特別給付金として対象児童一人あたり5万円を支給する計画」と述べた。
また、承認第5号の令和5年度一般会計補正予算(第3号)は全会一致で承認され、これにより、4750世帯に対して支援金を配付する旨の説明があった。これに続く第20号の予算案においても、同様に国の支援策を活用した施策が盛り込まれた。
今会議は、臨時に開催され、16章にわたる審議が高い関心を持たれたことも特色である。
また、複数の議員が質疑を行い、その際は「支給対象人数の算出根拠」や「申請方法の周知について」など、具体的な質問が挙げられた。議員間の活発な討論が、今後の町政に寄与することが期待されている。
この会議での総括として、鏡味議長が「議員は公正な施策を議論することが求められる」と述べた。なお、本臨時会では、全体として審議時間が長く、各議案に対しても具体的な質疑応答があったことが強調された。今後、継続的な調査も行う方針が示され、議会運営における透明性が考慮されている。