令和3年第4回東浦町議会定例会が開かれ、様々な議題が審議された。
開会に先立ち、町長の神谷明彦氏は、以前のコロナ禍の影響による地域活動の再開が進んでいる現状を報告し、感染症対策の重要性を強調した。具体的には、11月に開催された地域イベントなど新たな動きが見られる一方、新型コロナウイルスの新しい変異株への警戒感を持つ必要があると述べた。
会議の中で重要なテーマとなったのが、補正予算に関する議案である。一般会計の補正予算第8号では、歳入歳出の合計に5億8,920万円を追加し、総額169億9,067万円とすることが決議された。特に、ふるさと寄附金の増額が挙げられる。
また、人権擁護委員の推薦についても議論が行われた。神谷町長は、各委員の活動の重要性を強調し、具体的には小杉啓子氏と小林久枝氏の継続的な推薦について説明を行った。両氏は、それぞれ多くの任期を務め、地域社会に貢献していることから、引き続きの応援が求められるとの合意が得られた。
さらに、東浦町中央図書館の指定管理者の選定に関する議案では、株式会社図書館流通センターが指定候補に選ばれた。選定基準の中には、同社の優れた研修体制や豊富な運営実績が評価されたことがあげられた。この指定は令和4年4月から令和7年3月までとなる。