令和3年6月8日、東浦町で第2回定例会が開催された。
ここでは、議案について様々な討論や決議が行われ、特に農業委員会や固定資産評価審査委員会についての選任や意見が活発に交わされた。
町長の神谷明彦氏は、冒頭で6月1日に行われた町制施行記念表彰式について触れ、地域貢献を讃えた。次に、本定例会での審議項目は合計16件であるとした。
その中で同意第3号の固定資産評価審査委員会委員の選任が行われ、任期満了に伴う後任として戸田宏和氏が推薦された。町長は、戸田氏の専門知識や公正な人柄を評価し、選任への同意を求めた。質疑の際、小松原英治議員が近隣市町の状況について質問を行い、農業委員会の委員が過半数を占めない問題を議論した。
次に、同意第4号として農業委員会においての認定農業者割合を調整することが杉下久仁子議員より提案された。この件では、農業委員会委員の構成が話題となり、質疑では認定農業者数の状況が取り上げられた。農業振興課長の佐藤宏樹氏は、地元の認定農業者を増やす努力を行っているので、定員枠の設定を定期的に見直す方針を伝えた。
さらに、工事請負契約の変更問題も取り上げられ、報告第4号として東浦町勤労福祉会館の外壁工事の契約変更が説明された。契約の変更理由は、工法変更の必要性によるもので、質疑では改善後の方法についての確認が行われた。
これに続き、令和2年度の各種会計報告が行われ、繰越明許費や水道事業会計の内容が詳述された。特に新型コロナウイルス関連の予算繰越に関して、多くの項目が挙げられ、説明は総務部長の神谷敏彦氏が行った。