令和5年12月の定例会が開かれ、様々な質問が交わされた。
町の子育て支援施策や高齢者福祉が重点的に議論され、多くの議員が魅力的な提案を行った。特に、低出生体重児支援や妊産婦への具体的な支援が強調された。
秋葉 富士子議員は、妊産婦への支援策について質疑を行い、現行の支援が十分に機能しているかを確認した。妊産婦タクシーチケットの導入やリフレッシュ保育の利用料減免についての提案もされた。特に、妊娠中の不安や孤立感を取り除くという観点から、産婦が癒やしや支援を受けられる施策が求められた。
さらに、病児・病後児保育の利用状況が確認され、近年利用者数が増えていることが報告された。この背景には、保護者の就労に伴うニーズの高まりがあると考えられ、利用料減免の必要性が指摘された。
また、ブックスタート事業についても質問が上がり、初めて触れる絵本を配布することで、子育て支援の一環を担っていると説明されたが、依然として引換率が上がらない現状が課題視されている。これに対し、質の高い絵本などの贈呈内容を柔軟に見直す提案もあった。
そして、資源ごみの分別の重要性が reaffirmedされ、特に製品プラスチックの分別について、多くの住民が混乱を感じるという意見も受けて、わかりやすい周知が求められた。秋葉議員は、回収場所の拡充を主張し、役場内の設置場所の見直しも提案した。
AEDに関しては、設置状況や住民認知度が話題となり、特に設置場所の具体的な情報が即座に得られる体制が必要とされ、普及活動の強化が求められた。中学生に対する救命講習の実施状況も確認され、より実践的な訓練の重要性が再確認された。
町長の日髙輝夫氏は、各施策が進められることで、地域全体の子育て環境の向上、住民の健康促進が加速されると強調した。
今回の定例会で交わされた意見や質問は、今後の町の施策に大きく影響を与えるものであり、地域における福祉の充実や子育て支援などへの具体的な施策が展開されていくことが期待される。
今後も住民の意見を反映させながら、一層の発展を目指して進んでいくことには注目が集まる。