令和5年6月8日、東浦町の定例会が開催され、議題には保育士の充足に関する状況や、最近の犯罪発生状況についての取り組みが含まれた。特に、自治体の防衛施策や保育関連政策に焦点が当てられた。
会議では、保育士の年度途中退職に関する問題が取り上げられた。退職した保育士の数は令和2年度から4年度にかけて50人に上り、採用は34人にとどまった。このため、保育士が不足しているという指摘があり、保育士不足は今後も問題となる見込みだ。町は、正規職員の充足に対して会計年度任用職員を配置しているとし、数年ごとの定員管理計画で保育士の数を見直していく意向を示した。
また、保育士の業務負担を軽減するための取り組みとして、アウトソーシングの一部実施も提案されたが、今後も外部指導者の募集や、民間の活用の可能性を探る必要があるとの見解が示された。
今後の課題として、保育士の持ち帰り残業についても指摘があり、管理職は園児に対する業務負担が増えているという認識の下、指導計画の改善が求められた。保護者からは、子どもたちが地域クラブで活動できる機会を増やしてほしいとの声が寄せられているが、そのためには指導者の確保と参加者数の充足が不可欠である。
防犯に関しては、町の重点犯罪を踏まえた施策の推進が求められている。特に自転車盗や侵入盗の増加により、住民の不安が高まっている。町は、啓発活動や自治体の防犯政策を強化する必要があり、今後は地域住民へのリアルタイムの情報提供や連携を進めることが急務となる。
特に、防犯カメラの設置とその後の維持管理についても、地域の協力が不可欠であり、多様な犯罪が増加する中、住民の防犯意識の向上が求められている。