令和4年6月6日、東浦町議会は第2回定例会を開会し、重要な議題を審議した。
まず、開会に先立ち、町長の神谷明彦氏が議会の成立を確認し、開会の挨拶を行った。
神谷氏は6月1日の町制施行記念表彰式についても触れ、今年度の一般会計補正予算(第3号)では、特に電気料金の補正が求められるとの見解を示した。これは、燃料費高騰の影響も含まれる。
また、補正予算(第4号)については、非課税世帯への特別給付金が手厚く支給されることが強調された。これにより、町民への負担軽減を図る意向が示されている。
質疑において、向山恭憲議員は繰越計算書の合計金額を求め、過剰な繰越が行われる原因として新型コロナウイルス関連や国の補正予算を指摘した。財政課の榊原貴博氏は、12億6,664万5,000円が繰越計算書の合計であると答えた。特筆すべき点は、国の助成金を上手く活用しながら事業を進めている状況であると説明した。
さらに、東浦町税条例の改正が話題に上がり、杉下久仁子議員はこの改正が住民にとって負担の増加であると質疑した。税務課の佐藤泰匡氏は、減額措置があることを認識しているが、固定資産税が上昇するため、これによる影響について注意を促した。
次に、継続して行われる新型コロナウイルスワクチン接種に関する補正予算も承認され、実施に向けた準備が進むこととなった。これに対して、山田眞悟議員は早期の接種実施を求めた。
会期については、6月23日までの18日間で進行することが決定した。議題の多様性と重要性に加え、住民のニーズに対する柔軟な対応が驚異的に求められていると評価できる。