令和元年第4回東浦町議会臨時会が8月22日に開催された。
この会議では、特に小中学校の空調設備設置工事に関連する工事請負契約の変更が議題に上がり、合計5件の工事についてそれぞれの改訂金額が報告された。これに関連して、総務部長の水野泰介氏が各工事の変更理由を説明し、契約金額が変更される経緯を説明した。工事は、町立の複数の小中学校における空調設備の設置を目的とし、保温化粧ケースの素材変更が必要になったとされた。
具体的には、報告第4号から第8号までの工事請負契約の変更について、多数の議員から質問が寄せられた。特に、三浦雄二議員は、工事の変更金額の幅についてその理由を尋ねた。教育部長の石川晃一氏は、全体的には約100項目にわたり変更があったと回答し、具体的な工事ごとの増額理由を示した。また、樹脂製からガルバリウム鋼板への変更は、長持ちや施工性の点で利点が多いと強調した。
無投票で選出された町長の神谷明彦氏は、招集挨拶において、「地域のコミュニティづくりや教育・人づくりが重要である」と述べ、まちづくりの重要性を訴えた。特に、農業や環境、美しい景観を守ることが当町の発展の鍵であると強調した。
また、日程第4として発表された議案第35号、体育館の樹木管理に伴う損害賠償に関する議案が紹介された。この事故の背景には、強風による老朽樹木の枝落下があり、52万193円の賠償が決定された。スポーツ課長の杉浦洋介氏は、事故発生後に同様の樹木に対して一斉点検を行ったことを報告し、再発防止策を講じる必要性があることを強調した。
その後、すべての議案に対する質疑が行われ、いずれも可決した。議長の小松原英治は、質疑なしで採決に進み、全議案を可決することを確認した。
会議終了後、町長は議員への感謝の意を表し、住民の意見を尊重しながらのまちづくりを続けていくことを表明した。