令和5年第2回東浦町定例会が6月23日に開催され、全ての議案が可決された。
この日の会議では、まず各常任委員会からの委員長報告が行われ、それに対する質疑が続いた。
経済建設委員会の報告では、「議案第23号の東浦町営住宅条例の一部改正について」が審査され、連帯保証人の規定廃止が議論された。経済建設委員会の大川晃委員長は、この改正の目的として入居者に優しい環境を作ることを挙げ、「家賃滞納時の対策も講じる」と述べた。
続いて、文教厚生委員会の秋葉富士子委員長が児童生徒支援や保育所給食費軽減対策の重要性を訴えながら、学校においての教育環境の整備に取り組む姿勢を示した。特に、新型コロナウイルス感染症対策として学校施設の換気対策に取り組む方針を強調した。
総務委員会の間瀬元明委員長は、税条例の一部改正について説明し、「森林環境税が住民に課せられる」との点で反対意見も述べられた。この議題に対しては、個人住民税均等割と併せて課税し、企業負担を求める声もあった。
また、補正予算についての議案第24号は、生活応援クーポン券などの経済的支援が含まれており、議員の杉下久仁子氏は「生活困窮者を支える必要性がある」として、賛成の意見を述べた。今回の予算には文教厚生委員会での支援策も含まれており、若年がん患者の在宅療養を支援する施策も新たに採用された。
さらに、議案第25号の工事請負契約について、於大公園の整備計画が発表され、来年4月の於大まつりまでに新遊具が設置される見込みであると説明された。