令和5年第1回東浦町議会定例会が3月2日、午前9時30分に開催された。
今回の会議では、22日間の会期が決定され、多くの議案が審議される予定である。
議案の中でも最も注目されるのは、令和5年度の予算案であり、総額171億5,700万円に達する。これは過去最大の予算規模で、前年度に比べ3,800万円の増加を見込む。
町長の神谷明彦氏は、予算案の概要を説明し、歳入の町税が87億2,745万7,000円、前年対比で3.8%の増収を見込んでいると明らかにした。地方交付税についても、普通交付税の増額を見込んでおり、こちらも前年より58.2%増の10億8,700万円とする見通しである。
また、新型コロナウイルス感染症への対応として、マスク着用の推奨や個別避難計画作成コーディネーターの配置など、地域住民の安全を守るための施策が強調された。特に、高齢者施設への訪問や、公共交通機関利用時のマスク着用は引き続き推奨する方針で、個々の判断の尊重が求められる。
町長は、財政健全性を維持しつつ、効率的な財政運営を目指すと述べました。さらに、都市公園整備事業や教育環境の充実を図る事業に重点を置くとし、地域住民への個々のサービス向上に努める意向を示した。
次に、報告第2号として工事請負契約の変更が議題に上り、三丁公園整備工事では749万3,200円の増額が報告された。この変更には芝生保護マットの敷設が必要となったためと説明された。
議会の審議後、同意第1号として固定資産評価審査委員会の委員の選任が行われ、杉山信義氏が再任された。議会からの同意を受け、引き続きその役割を担うことが期待されている。
また、新年度予算の策定や工事請負契約関連の報告は、町民への情報提供にも資することが期待されており、今後の議会運営が重要なポイントとなる。議会の参加者は、今後、引き続き審議される各議案の検討に注目し、町の発展に向けた討論を行うことが求められる。