令和5年度東浦町の予算編成に関する最初の会議が開かれ、各議案についての質疑が行われた。本年度の予算の中で特に注目を集めたのは、国民健康保険事業特別会計予算の増額であり、学生や高齢者を含む国民健康保険への影響が懸念される。
会議では、健康福祉部長の鈴木貴雄氏が国民健康保険条例の一部改正に関して説明を行った。次に、令和5年度予算案は171億5,700万円で、過去最大規模となる。特に燃料費高騰の影響で、電気とガス料金がそれぞれ約138%と101%増加する見込みであることが報告された。
財政課長の榊原貴博氏は、予算の大きな要因としてコロナ禍による影響は少ないという見解を示した。その理由として、自衛官募集に関する法律改正が挙げられ、個人情報保護を重視する新たな法律の影響が考慮されている。
また、委託契約に関連する複数の事業が試みられ、特に宿日直業務の委託により業務の効率化が促進される予定である。今回の施策は、職員の負担軽減と住民サービスの向上を目指している。
環境課長の新美英二氏は、ミックスペーパーの回収に関して、リサイクル用紙の増生を図る取り組みが強化されていることを強調した。さらに、公共施設の費用管理についても言及され、今後の財政運営が注目される。
今回の議会では、議員たちからの活発な質疑があり、特に老人クラブの補助金についての意見も多く見られた。申請者が減少している中で、今後も充実したサービスを提供するための施策が求められている。
特に、議長である山下享司氏は、新たな施策についての期待を述べ、町全体としてのサポートを強調した。議会が、この様々な施策が住民に実際の利益をもたらすことを確実にするために、しっかりと機能する必要があるとの認識が示された。
新れる年度の始まりに向け、東浦町の将来を左右する重要な施策であることが確認されただけでなく、今後この制度・施策が住民生活にどのように寄与していくかが大きな関心を集めている。