9月26日、令和4年第3回東浦町定例会が開催された。
主な議題は、令和4年度東浦町一般会計補正予算(第10号)であり、町長の神谷明彦氏や各委員会の委員長が報告を行った。
まず、議案第44号について、総務部長の宇治田昌弘氏が補正予算の内容を詳しく説明した。
この補正予算は合計950万5,000円の調整が含まれ、予算の総額は180億6,279万9,000円となる。この中には、65歳以上の高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種に係る費用を愛知県が補助する旨が記載されている。
経済建設委員会では、接種者の自己負担額を軽減するための予防接種事業も含め、大川晃議員からの要望が挙がった。町長は、感染症の同時流行を抑制するための重要な施策とコメントし、町の取り組みを強調した。
続いて、各常任委員会の委員長からの報告が行われ、質疑応答が行われた。
特に文教厚生委員会の米村佳代子委員長は、高齢者や子育て世帯の支援について述べ、地域住民に対する施策の充実を求めた。特に、親の負担を軽減することが重要であるという意見には多くの議員が同意した。
その後、認定第1号から第6号まで、及び議案第33号から第44号までの計18件の討論が行われ、全て原案通り可決された。この中には、令和3年度の一般会計決算認定が含まれており、歳入約185億7,078万円と歳出172億1,806万円の黒字決算が評価された。
今回は特に新型コロナウイルス対策としての予算が盛り込まれ、町民への支援策が多く評価される結果となった。
最後に、意見書案第2号が提案され、教育に関係する制度の充実が求められた。米村佳代子議員が提案理由を説明し、議員全員の賛同を得て原案通り可決した。
このように、本定例会は住民生活の向上を目的とした様々な議案が通過し、充実した内容で締めくくられることとなった。今後も町の運営には、町民の声をしっかりと反映した活動が求められていく。