令和3年6月定例会では、新型コロナウイルスワクチン接種事業、災害廃棄物処理、公共施設の統廃合及び水泳授業について多くの議論が交わされた。
まず、新型コロナワクチン接種に関して、65歳以上の高齢者の接種状況は順調に進むものの、今後予定される16歳から64歳までの接種方法については、個別接種と集団接種を併用し、早ければ7月上旬から予約開始、7月中旬から接種を実施予定であると報告された。また、予約方法については、電話のみではなくネット予約を検討しているとのことで、これにより混乱のない円滑な接種を目指す。
次に、災害廃棄物処理についての取り組みが語られた。過去の東海豪雨により約1,200トンの災害廃棄物が排出された事例を踏まえ、今後の災害廃棄物処理に関してでは、平時からの周知が重要であり、住民に対して災害時に備えた分別や廃棄方法をしっかりと教える必要性が求められている。
さらに、災害時のトイレ問題についても議論された。下水道の利用可能状況や、携帯トイレの利用方法、あるいはマンホールトイレの設置についての見解が述べられた。特に、マンホールトイレの設置が基本的には簡易トイレで賄われている現状の中、今後どのように展開されるかが注目される。
公共施設等の統廃合に関しては、町の財政負担を軽減し、施設の最適配置を目指す方針が策定されているが、具体的な検討を進める必要があるとのこと。特に、地区ごとに施設を見直す進め方が求められ、今後の具体的な検討を期待されている。また、耐久度調査の実施についても必要性が言及された。
私立小学校での水泳授業のあり方も協議された。昨年度はコロナの影響で行われなかったが、今後も水泳教育が必要との意見が多く、今年度の実施が期待されている。全体として、教育現場や地域が協力し、子どもたちに必要な安全対策が行われることが望まれている。