令和3年9月22日、阿久比町議会第3回定例会が開催され、各議案が上程され、承認された。
注目された議案には、第33号阿久比町個人情報保護条例の一部改正および第34号行政手続に関する条例改正が含まれる。
総務建設委員長の都築清子氏は、どちらの議案も委員全員の賛成により可決されたと報告した。
また、第35号の阿久比町税条例の一部改正も同様に、賛成多数で可決された。
都築委員長は「この改正により、町の税制はより透明性を持つようになるでしょう」との見解を示した。
一方、文教厚生委員長の石川英治氏は、令和3年度阿久比町一般会計補正予算についての報告において「観光振興事業費に関わる支出や、特に高濃度PCB廃棄物処理の必要性について質疑があった」と述べた。
保健福祉策や教育環境の改善に対する意見も数多く寄せられた。コロナ禍の影響により、厳しい財政状況を反映した議論が行われ、各種特別会計補正予算も次々に可決されていった。
議会では地域の教育問題も深刻な課題として浮上し、教育委員会委員の任命議案や会議規則の改正案が審議された。
議員の山本恭久氏は、「育児や介護を欠席理由として認める新たな条項の追加が重要だ」と述べ、議員活動と家庭生活を両立支援する形が求められることを強調した。
また、意見書案として提出された「定数改善計画の早期策定」および「国の私学助成の拡充」についても多くの支持を受け、可決された。
竹内啓二町長は「子どもたちの教育にどう対処していくか、国の財政支援が不可欠である」との見解を示した。
本定例会は、全体を通して各議案が順次可決され、地方自治体の様々な課題に情熱をもって対応している様子が伺えた。