令和4年7月に行われた阿久比町議会第3回臨時会では、会議録署名議員の追加指名と二つの補正予算が審議された。
議長の渡辺功氏は、冒頭で欠席の山本恭久議員の体調不良を報告し、本会議を開会した。
その後、まず日程第1として会議録署名議員の追加指名が行われ、大村文俊議員が指定された。
次に議案第39号について審議が始まり、令和4年度阿久比町一般会計補正予算(第4号)の報告がなされた。
都築清子議員(総務建設委員長)は、審査の経過と結果を詳細に報告し、農業経営安定化対策費に関する問題を取り上げた。
収入保護の条件について、青色申告者を対象とする理由が説明された。
青色申告者は取引記録を詳細に残す義務があり、そのため国の補助として支給されることが必要であるとのことだ。
また、農業共済組合に加入するためには最低1年間の青色申告が必要で、これにより会計処理の適正が求められる。
コロナ禍における問題としては、農薬や肥料の入手が困難になっていることが指摘され、行政は地域の農業者の意見に耳を傾け、対応策を模索する必要性が強調された。
次に上下水道事業会計補助金について議論が行われ、基本料金補助が4か月分の理由が尋ねられた。
都築委員長は、近隣市町との比較を行い、北知多首市の状況についての情報も提供した。
その後、議案第39号に対する採決が行われ、全会一致で可決された。
続いて日程第3の議案第40号、令和4年度阿久比町水道事業会計補正予算(第2号)についての審議が始まった。
都築委員長が報告し、資金残高の使途について具体的な説明がなされ、町内全体の管路更新プロジェクトが計画されていることが明らかにされた。
この後も、議論は活発に行われ、最終的には全ての議案が可決され、午後1時32分に本会議は閉会した。
本臨時会では、住民に直接関係する重要な予算の見直しが行われたことから、今後の町の運営にも大きな影響を及ぼすことが期待される。