令和4年9月16日、阿久比町議会は第3回定例会を開催した。
本会議では、各議案の審議が行われ、重要な議案が次々と可決された。
特に、議案第43号の「阿久比町立阿久比スポーツ村整備基金条例の制定」は、町のスポーツ振興を目的とする基金の設立が認められたことから、町長の竹内啓二氏がその重要性を強調した。
また、議案第44号の「阿久比町議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正」も可決された。この条例は選挙運動における公費の使用を適正化し、透明性を高めることを目的としている。
議案第45号にあたる「阿久比町職員の育児休業等に関する条例の一部改正」において、特別な事情の用途が明示された点も注目された。総務建設委員長の都築清子氏は、「保育園の入園ができなかった場合や、配偶者が負傷等で育児が困難になる状況が考慮される」と説明し、議員からも賛同の声があがった。
さらに、令和4年度阿久比町一般会計補正予算が審議され、追加歳入額として3,852万8,000円が提案された。これにより、歳入と歳出の総額はそれぞれ122億5,242万9,000円となる。
審議の中で、質疑が行われることなく、全議案が委員長の報告通り議決されることが確認され、出席議員は賛成の意志を示した。
特に、補正予算におけるワクチン接種等に関連する経費について、町長から具体的な説明があり、重要性が再認識された。
最後に、意見書案第1号においては、「定数改善計画の早期策定及び義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める内容が提出され、全会一致で賛成を得て成立した。議論を通じて、教育現場の改善が求められるという意識が共有された。
本会議は、全議案を円滑に可決し、令和4年阿久比町議会第3回定例会を終了した。