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阿久比町議会で町政の見える化と借地問題が焦点に

令和元年12月6日に開催された阿久比町議会第4回定例会では、町政の見える化や税金滞納、公共施設の借地料問題が議論された。
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阿久比町議会は、令和元年12月6日に第4回定例会を開いた。特に目を引いたのは、新美三喜雄議員による町政に関する一般質問である。特に納付の公平性や、公共施設の土地借地料についての指摘が注目される。この中で新美議員は、国民健康保険税の滞納が特に突出していると述べ、その理由について質問した。町長の竹内啓二氏は、国民健康保険は自営業や病気で退職した方々が加入する保険であり、低い徴収率の理由として自主納付の割合の高さを挙げた。具体的には、国民健康保険税の自主納付者は、滞納率が3.1%で、これは他の税目よりも高い数字であることを強調した。竹内町長は、滞納を放置することは納付期限内に納付している善良な納税者に対する公平性を欠くことになると述べ、各滞納者への対応として、督促状や催告書を送付する方針を示した。さらに、悪質滞納者を滞納整理機構へ引き継ぐことについても各種指導を行っていく意向を示した。

公共施設の土地の借地料についても質問が上がり、新美議員は高額な借地料を続けていることに疑問を呈した。教育部長の佐野和也氏は、借地の継続や借地料の見直しについては、固定資産税の課税標準額を基準としているとの見解を示したが、新美議員はさらなる基準の統一を求めた。

また、環状線に関する質疑では、石川英治議員が交通の円滑化や安全の観点から早期に完成させてほしいと訴えた。これに対し、町長は安全性を優先した道路整備を進める意向を示したが、実現には時間がかかるとの認識を示した。加えて、ハザードマップの見直しに関する質問もあり、町民への配布状況や避難所の管理について、総務部長が現状を報告した。

町議会での議論は、地域の住民にとって非常に重要な問題が多く含まれており、町政の透明性や住民の意見を取り入れることが求められている。これらの議題に対して今後どのような具体的対応がなされるのか、町民からの期待が高まる中、議会の動向が注目される。

議会開催日
議会名令和元年12月阿久比町議会第4回定例会
議事録
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