令和4年5月2日、阿久比町議会の臨時会が開催され、新型コロナウイルス感染症の影響による施策が中心に議論された。
この日は、町長の竹内啓二氏による「国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例」が議案第27号として提出され、承認された。新型コロナ感染症での収入減少を受けた減免策が、令和4年度も引き続き実施されることが確認された。民生部長の関真人氏は、昨年度の条例が効力を失ったための新たな措置であると説明した。
また、議案第28号として、阿久比町議会の議員報酬に関する条例改正があり、期末手当の支給月数が引き下げられることが述べられた。これにより、議員の手当が従来よりも減少するという経済状況を反映した内容である。
さらに、議案第31号として、令和4年度の一般会計補正予算が提出され、予算を1億2421万9000円追加することが決定された。これにより、歳入歳出予算の総額が104億6921万9000円に達する。特に、コロナ対策や学校の設備修繕に係る費用が計上される。
その他、議案第32号と第33号では、それぞれ国民健康保険特別会計および水道事業会計に関する補正予算が了承された。これにより、補正後の国民健康保険特別会計は250億1043万7000円、水道事業会計は54億201万7000円に達する。
承認第1号および第2号も可決され、阿久比町税条例と都市計画税条例の一部改正が報告された。特に、負担調整措置や省エネ改修に関する特例の拡充が図られる。
本会議は議事を終了し、午前11時44分に閉会した。これらの議案は、町民の生活安定に寄与する果たすべき重要な施策として詰められている。