令和2年9月7日、阿久比町議会第3回定例会が開かれ、様々な議題が討議された。特に、新型コロナウイルス感染症への対策及び環境問題に関する議論が活発に行われた。
最初に、都築清子議員が、新型コロナウイルス感染症対策について発言した。彼女は、感染者を含む町民への支援が不可欠であり、町の情報受発信の整備を強調した。「新型コロナウイルス感染症による情報が必要不可欠である」と述べた。続けて、「防災行政無線やホームページなどの情報発信が整備されているが、実際には不具合が多い」と指摘した。特に、監視カメラ映像が閲覧できない問題や、コロナ関連情報が見つからないことを挙げ、速やかな改善が求められた。
また、都築議員は可燃ごみの減量についても言及し、「可燃ごみの有料化が実施されるが、根本的な解決には至らない可能性がある」との懸念を示した。この点について、建設経済部長の伴利郎氏は、周辺市町の状況を参考にしつつ、今後の取り組みを進める方針を示した。
さらに、海洋プラスチックごみの問題についても焦点が当てられ、山本良輔議員が「人工芝使用施設でのマイクロプラスチック流出を防ぐための対策が必要だ」と主張した。教育部長の中川学氏は、人工芝の流出防止策が十分でない現状を認め、「国のガイドラインを基に、必要に応じて対策を検討していく」と述べた。
最後に、竹内強議員が新型コロナウイルス感染症対策の実態と財政への影響について議論を進めた。彼は、「体制の充実が必要であり、感染者数や濃厚接触者の情報把握が重要だ」と主張し、自主財源確保のための企業誘致についても積極的な姿勢を求めた。町長は、感染症対策については市町の連携が必要であることを認め、今後の方針を再確認した。
次回の議会でも、これらの重要な問題が引き続き議論される予定であり、町民の生活と安全を守るための取り組みが期待される。