令和5年6月21日、阿久比町議会は第2回定例会を開催した。主な議題には、阿久比町税条例の一部改正や、令和5年度一般会計の補正予算が含まれている。
最初に議案第26号、阿久比町税条例の一部改正についてが審議された。総務建設委員長の竹内卓美氏が報告し、委員全員の賛成により原案が可決された。
一方、反対意見も出され、新美加寿奈議員が森林環境税の賦課について懸念を示した。彼女は、近年の税収が有効に活用されていないことや、負担の不均一性を指摘。特に、富裕層と貧しい層に対する公平性に疑問が提起された。さらに、企業と富裕層にも相応の負担を求めるべきだと強調した。
次に議案第27号、令和5年度阿久比町一般会計補正予算(第3号)に関する議論が行われた。総務建設委員長の竹内卓美氏が補助金の詳細を説明し、補助金の体系が町民にとって重要であることを強調した。続いて、文教厚生委員会からも報告があり、教育に関連する補助金が話題に上った。穏やかながらも熱心な議論が続く中、最終的に多くの議員が賛成に回り、原案は可決される運びとなった。
そして、議案第28号、令和5年度一般会計補正予算(第4号)も可決の運びとなった。この予算には、資源高騰に対する対応や、地域住民へのクーポン事業が計上されている。
最後に、農業委員会の委員任命に関する同意案を一括して上程。これについては異議なしとして、全ての提案が可決された。議会は閉会し、町民の声を反映することへの意識と対応の重要性が示された形となる。